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『眠る』恒川 実穂

素材:シフォン、アクリルガッシュ 人間の赤ちゃんの柔らかさや儚さを表現するためにシフォンを用いた。 少しずつ異なるイメージを数枚重ねることで生まれる揺らぎや、微妙なずれによって、まるで眠っている赤ちゃんが呼吸しているような印象を与えたいと思い制作した。 <恒川 実穂> ミニチュアなど小さくて可愛らしいものが好きで、ある意味、人間のミニチュアとも言える赤ちゃんに興味を持っている。人間の赤ちゃん特有の大人にはない柔らかさや儚さ、誰かに保護してもらわないと生きてはいけないか弱さを表現したいと思っている。

『夜の帳』西田 凪沙

素材:油彩、キャンバス 明るいけれど、どこか物悲しい、静かで寂しい雰囲気を表現したくて描きました。ビニール傘で光に歪みができている部分の描写にこだわりました。 <西田 凪沙> 光の表情や雰囲気の、絵画での表現方法を研究しています。最近は写真で撮ったときの光のボケやブレに惹かれていて、それらをどうやって自分の表現に落とし込むかを考えて制作しています。

『繫華街』西田 凪沙

素材:油彩、キャンバス 向こう側の風景がはっきりとみえないのに、光の表情や雰囲気で街の風景だとわかるような絵を目指して描きました。 <西田 凪沙> 光の表情や雰囲気の、絵画での表現方法を研究しています。最近は写真で撮ったときの光のボケやブレに惹かれていて、それらをどうやって自分の表現に落とし込むかを考えて制作しています。

『trace』薗部 映莉香

素材:油彩、キャンバス 地の部分を大胆に残すことによって空間を断絶し、モチーフでなく背景でもない何ものかを表現しています。 <薗部 映莉香> 私は「私的空間」に着目して制作をしており、モチーフとしては洗濯物、毛布などを描いています。 それらのモチーフは人の営みと共に常に変容し続けます。不自由かつ主体性を持たないものに人の温もりが加わることで、私的な物として成立していると思っています。

『trace』薗部 映莉香

素材:油彩、キャンバス 光によってレイヤー化されている風景にも魅力を感じています。 三次元の世界が二次元的な要素で構成されていて、その重なりを追っていったり色彩・明度・彩度でコントロールしながら描いていくうちに、 ものの形が曖昧になっていくことや不確かなものになっていく感じが今面白いと思って描いています。 <薗部 映莉香> 私は「私的空間」に着目して制作をしており、モチーフとしては洗濯物、毛布などを描いています。 それらのモチーフは人の営みと共に常に変容し続けます。不自由かつ主体性を持たないものに人の温もりが加わることで、私的な物として成立していると思っています。

『Untact』Kim, Soo Jung

素材:油彩、キャンバス 窓からの光と向こうの景色から、いまの世界の距離感を表現しました。 <Kim, Soo Jung> 世界は寂しくなるばかりですが、光は変わりなく照らしてくれて、琵琶湖の波も風もそのままです。真っ白のキャンバスを目の前にすると、その光、波、風が話しかけて来て、どんどん形になっていきます。もっと明るい自由な世界を求める、私の心になっていきます。

『たゆたう』山田 みのり

素材:油彩、キャンバス 海の中から見た水面を描きました。上からどんどん絵の具を塗り重ねることで、少し違った水の透明感や、光にはない物質感を表現することを意識しました。 <山田 みのり> 私は、印象派の水の表現に興味があり、例えば、水の上にあるもの、水面、水の中にあるものというように、複数のレイヤーが重なり、それらが平面で表現されていることに、不思議な感覚を覚えました。また、シルクスクリーンの授業で、フラットな面、具体的なイメージ、抽象的な形のレイヤーを組み合わせた作品を制作した際に似たような感覚を覚えたので、最近は油絵でレイヤーを表現することを意識して制作しています。

『Biwako−雨』Kim, Soo Jung

素材:油彩、キャンバス 雨の日にバスの窓から見える琵琶湖を表現しました。 <Kim, Soo Jung> 世界は寂しくなるばかりですが、光は変わりなく照らしてくれて、琵琶湖の波も風もそのままです。真っ白のキャンバスを目の前にすると、その光、波、風が話しかけて来て、どんどん形になっていきます。もっと明るい自由な世界を求める、私の心になっていきます。

『視界と存在』田島 昌和

素材:油彩、ポリ合板 :経験から自己は形成される。この作品は自己を経験するという内向的な目的を持った試みである。 <田島 昌和> 自己とは何か、生きるとは何か、作品を通して自己に言及して行く。

『MOVE #3』あおき みゆう

水性マーカー、パネル 小さな丸の集まりからなる作品。見つめると動いているようにも見え、もしかすると目を離した一瞬に動いているかもしれないと思わせれるように意識しました。 <あおき みゆう> 生活の中で出会う些細な疑問、気づいているのは自分だけかもしれないと思うくだらない秘密、誰かに話したいなんでもない出来事、何年も前から見続けている夢。私はそういったことをテーマに作品を制作しています。誰かと共有したいようで秘密にもしたい。あなたにも感じて欲しいけど、何をどう伝えればいいのか分からない。その様な思いからなる私の作品に、観ている人々も考えを巡らせてほしいです。

『傍 #1』あおき みゆう

アクリル絵の具、ジェッソ、トイレットペーパー、キャンバス、オイル トイレットペーパーと絵の具の重なりからなる作品。様々な色の重なりが奥行きを感じさせるよう工夫しました。 3つ全て作品が共通の「閃き」のようなものをテーマに描かれています。それはどのような感情なのか、何を見ているのか、何を指すのか、考えてみてください。 <あおき みゆう> 生活の中で出会う些細な疑問、気づいているのは自分だけかもしれないと思うくだらない秘密、誰かに話したいなんでもない出来事、何年も前から見続けている夢。私はそういったことをテーマに作品を制作しています。誰かと共有したいようで秘密にもしたい。あなたにも感じて欲しいけど、何をどう伝えればいいのか分からない。その様な思いからなる私の作品に、観ている人々も考えを巡らせてほしいです

『ねぇねぇ、あ〜』あおき みゆう

素材:油彩、キャンバス 頭は破裂したトマト、首から下は人間の肖像画です。 <あおき みゆう> 生活の中で出会う些細な疑問、気づいているのは自分だけかもしれないと思うくだらない秘密、誰かに話したいなんでもない出来事、何年も前から見続けている夢。私はそういったことをテーマに作品を制作しています。誰かと共有したいようで秘密にもしたい。あなたにも感じて欲しいけど、何をどう伝えればいいのか分からない。その様な思いからなる私の作品に、観ている人々も考えを巡らせてほしいです

『所有者』清水 波流

素材:油彩、キャンバス 推定14歳の少女を描いています。大人のような子供のような曖昧な境界にいる人物の独特な雰囲気を表現するように意識して制作しました。 <清水 波流> 新しい試みとして、普段自分が何気なく描いていた落書きや、イラストを、油絵具を用意て描いています。今までは写真を見たまま描いていましたが、最近は自分の頭の中で思い描いたものを二次元的に描くことに挑戦しています。

『いつもと違う日』 桜井歩

普段田舎に住んでいる女の子が、仲のいい動物たちを引き連れてお出かけするというイメージで描きました。違う角度から見た建物を同じ画面に配置したり、人間と比べて大きい動物達を描いたりすることによって、作品としての面白さに繋がるようにしました。 <桜井 歩> 「絵の中に入り込みたい」と思って貰えるような作品を目指しており、そのため普段見られないような世界観を描いています。現実とは少し違う世界を柔らかな色彩で表現することで、優しい雰囲気が絵の中から出て見ている人を包み込み、その場にずっと存在していたいと思えるような作品になっていればと思います。

『おかいもの』桜井 歩

子ども達が住宅街からお買い物のため、お店に訪れに来たというイメージで描きました。現実とは少し違う雰囲気を出そうと思って、店にリボンを巻いたり、店の扉を子供しか入らないサイズにしたりしました。 <桜井 歩> 「絵の中に入り込みたい」と思って貰えるような作品を目指しており、そのため普段見られないような世界観を描いています。現実とは少し違う世界を柔らかな色彩で表現することで、優しい雰囲気が絵の中から出て見ている人を包み込み、その場にずっと存在していたいと思えるような作品になっていればと思います。

『畑』新田優貴

素材:油彩、キャンバス 散歩をしている時に見つけた風景を描きました。色の組み合わせに気をつけて制作しました。 <新田優貴> 普段自分の周りのものをぼんやりと見て、認識しています。それをはっきりと捉え直すのではなく、ぼんやりと認識している状態はどんなものかを考えながら描いています。写真で風景を見たときに、普段は意識していない部分も見ることができますが、たくさんある情報から選び取りながら描き、軽い絵画を作りたいと考えています。

『表現』本図 佳奈

素材:油彩、キャンバス 油画で表現することの意義とは何かを考えながら制作した。 <本図 佳奈> 最近悩むことも多く、自分は何のために描いているのかとか自分らしい作品ってどんなものだろうとか、考えれば考えるほどわからなくなってしまっています。けれど、最近は自分の心がほんの少しでも豊かになれるような作品が作れたらいいなと少し軽い気持ちで作品制作をしています。

『10/07. 10:17』猪俣 悟

素材:油彩、キャンバス 色々なスケールの刷毛を使っており刷毛を使うことによって刷毛目の間から絵の具や情報の集積が分かるよう意識して制作した。 <猪俣 悟> 通りすがりの人の顔や使ったはずの物のように自分の中を通ったはずの認識が情報の集積によって認識外に埋没していくように感じる、しかしそれは失ってしまっている訳ではなく事実として残り続けている。集積することによって具体性を纏っていた物が曖昧なイメージへと再構築されていく。不意に重なった集積の間からアクションを顕在化させる。

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